個性に良し悪しの判断を加えない。どう生かすか?を考える。

相談にいらっしゃった方や、
講座の参加者によく伝えることですが、

自分自身の個性に、「良し悪し」はないのです。

「そういう風にできている」とわかったら、
どう生かすか、何をしないか、を決める。それだけ。

例えば、繊細である ということは、
痛みを感じやすい ということでもあるし、
美しさや心地よさ を深く感じ取れるということでもある。

痛みを感じてばかりだと「やっかいな特性」となるし、
美しさや心地よさの追求に使えると「繊細でよかった」となる。

取り組むことは、自分自身がどういう資質で、
どんな風に生かすことができ、
どこでつまづきやすいかを知っておくこと。

生かす方向に伸ばし、つまづいたりブレーキになることからは離れる。

繊細でひとの気持ちに敏感なら、
接客とか丁寧にひとをもてなす仕事を選ぶ、とか。

繊細で痛みを感じやすいなら、
痛みを目にしやすい仕事や環境は選ばない、とか。
(例えば救急病院で働くとか、事件の記者とか・・・)

自分をさばくことが癖になっていると、
自分の個性にも「良し悪し」の判断を下しがちです。
厳しいひとほど、「この部分は、ダメ」とダメポイントをあげすぎる・・。

それは、意味がないことです。

個性を生かすために必要なことは、
どう使えるか?何に使えないのか?をわかって、
たんたんと具体的な行動にうつしていくだけです。