先日円覚寺で座禅した、とブログに書いたところ、都内でも座禅できるお寺を教えていただき、さっそく行ってまいりました。
・ 広尾 香林院
臨済宗のお寺です。平日は午前7時から、日曜日は午後5時から座禅会が開かれています。
看板など出てないので戸惑ったものの、参加者らしき白人のおじさん(後で聞いたのですが座禅暦30年以上とのこと)についていくと無事たどりつけました。
参加者は10人程度。ご近所さんでしょうか。円覚寺と同じく20代~30代の若者が多かったです。
前回と同じく、2回にわけてトータル1時間の座禅。雑念がもぞもぞ出てきましたが、集中して座るというのは良いことです。
その後、和尚さんを囲んでお茶。これがとても面白く、良いお話をたくさん聞けました。
・座禅はボーっとするのではない。集中することで人間本来の感覚を鋭敏にする。本当に線香の落ちる音が聞こえるようになる。
・「忘れる」から生きていられる。「今までに起こった良いことと悪いこと」を人に聞いて統計をとると、世界中どこの地域でも良いことが6割くらいになる。そんなはずはないのだが、悪いことは忘れている。だから生きていける。
・大愚、「ばかであるから」自分はこの仕事を続けられている。犯罪者に会ったり、死刑囚の最期に立ち会ったりもしてきたが、「ばかであるから」、忘れられるから続けられている。精神的に参ってしまって引退する宗教家は多い。
・禅は日本的なもののすべての基本。茶道、剣道、柔道などは元々は禅。庭、床の間、梅干、けんちん汁なども。川端康成はノーベル文学賞を受賞した際に「美しい日本の私」という講演をし、最後「すべては禅に通じる」と締めくくった。
などなどなど。
「お坊さんの前ではみんな子供になるなあ」「バックグラウンドを捨てて子供になる時間って大事だなあ」なんて思いながら帰路につきました。
和尚さんとお話しする時間が面白いので、また行こうと思います。