2008 年 11 月 のアーカイブ

[ボ会]ボードゲームと資本主義の縮図

2008 年 11 月 29 日 土曜日

今日は前々職の時にお仕事を一緒にしていた方の紹介で「ボ会」に参加してきました。

ボ会、とはボードゲームで遊ぶ会のことです。
ボードゲームなんて20年くらいぶりなのでドキドキです。

参加者は30名くらい。Webの人中心のメンバー構成のようでした。

大小5〜6種類くらいのゲームをやったのですが、あっという間に6時間経過したくらい楽しかったです。大人でもわーっとゲームを楽しむっていいな、とか、ゲームたちのシンプルで奥深い(=簡単だけどすごく楽しい)ルール設計、物語性やそれを表現するデザインとか、インスパイアされることがたくさんありました。

その中で、仕事柄(?)一番面白かったのが「モダンアート」というゲームです。

一人一人が画商になって、持ち札の絵をオークションで売買して利益を競うというゲームです。値段が形成されていく様や、特定の銘柄がHOTになっていく展開、オークションがヒートアップして実態とかけ離れた(=ルール上どうしても損にしかならない)値がつく様、儲かった時の病み付き感など、ちょっとした資本主義の縮図を体感することができます。熱く売買しながらどうしてサブプライムが発生したのか身体でわかりました。

ボードゲームで遊ぶと、資本主義に限らず社会の縮図、人生の縮図を体感できるなあと思いました。楽しい上になんとも濃厚な時間でした。

というわけで、幹事の皆さん、どうもありがとうございました!

− 幹事さんのブログ

足をはこぶ

2008 年 11 月 29 日 土曜日

今日は珍しく2本のセミナーに参加してきました。


1つは中小企業投資育成さん主催のIT・ベンチャーがテーマのセミナー。もう1つは中小企業の経営者・自営業者向けのセミナーです。

話も勿論おもしろかったのですが、以前その人が本やブログで発信していたり、別の講演で話をされていたことと重複している部分もあって、100%が内容的に新鮮さを感じられるものではありませんでした。

わざわざ足を運んで話を聞きに行く価値は内容以外のところにあるのかなあと思います。

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つは、話をする人のエネルギーを感じられること。醸す雰囲気や口調、声のトーン、身振り手振り、表情、など言葉以外の部分でたくさんの情報を得られるなあ
と思いました。ひょうひょうと楽しそうに話されると、聞いたことのある話でもより印象が強くなるとか、自分の中での解釈が変わるとか。


う1つは、どのような人が参加しているのかがわかること。前者のセミナーは、スーツを着てぱりっとした感じの人や、メディアの人、いかにもWeb業界風の
人が集まっていました。後者は、一見してひとくせふたくせありそうな人たちが集まっていて、ちょっと他では感じたことのない「もわ」っとした野望めいたも
のを感じました。

言葉だけではわからないことはたくさんあるので、トコトコと色々なところに足を運ぶといいなあと思った次第です。

新聞について

2008 年 11 月 27 日 木曜日

ちょっと前のニュースですが、朝日新聞が創業以来初の赤字だそうですね。

日経新聞など専門誌はまだしも、一般の新聞はこれからどんどん読む人が少なくなって行くだろうなあと思います。ニュースを知るだけなら7時のNHKニュースか携帯・PCのネットで十分ですし、もっと突っ込んだ情報が知りたければ専門の雑誌や本を買います。

私は日経新聞すら購読しなくなって久しいですが、何度も「購読」「やめる」を繰り返すうちに、購読し始めても必ず読まなくなることがハッキリしたのでやめました。ITの事業会社はまだしもVCは一応金融業なので読むべきだったのでしょうが、未上場企業のしかも新しい産業に関わるには、新聞の情報よりもネットの情報(特にアメリカ)の方が有益でした。

で、ニュースはどこからみているかというと、
− Google News
− Google Readerに国内外のニュースサイトやソーシャルブックマークのフィードを登録して閲覧
です。

RSS Readerに登録しているとやはり情報に偏りが出てしまいますが、GoogleNewsは網羅してくれるので便利です。ざっとトップページをみて「今日はこんなことがあったのか」と世の中の動きを確認できます。(あまり頭に入ってないですが。。)

「今日の日経新聞の●面に出てた●の記事」みたいな話をされるとさすがに困りますが、そんな場面に出くわすのは1年に2、3度なので問題なく日々すごしています。

きっと、日本人の情報ニーズが多様化していたところにネットが出てきて、多様化ぶりがハッキリしてしまった、というのが今の状況なのでしょう。淡々と時代の変化を読み取って、ギアチェンジしていくことが求められているのだろうなあ、と思います。

匠の技

2008 年 11 月 26 日 水曜日

人生の殆どの時間を日本で過ごしていますが、日本の「小さいもの」の品質の高さにはしばしば驚かされます。以前鎌倉に遊びに行ったときに米粒に顔を描いた雑貨が売っていて唸った覚えがありますが、そこまで行かずとも普通に暮らしていて「う!」とびっくりさせられることは多々あります。

・チロルチョコ

おなじみチロルチョコ株式会社のチロルチョコ。パッケージが可愛く、もちろん美味しく、しかも毎年新しい種類が出ています。一番驚いたのは「きなこもち」が出た時ですが、最近「あまおうたると」を発見してそのネーミングの絶妙さに唸りました。

☆2007年発売のチロルチョコ
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むげんエダマメ

私も鞄にくっつけておりますが、むげんエダマメ。エダマメの形をした外身を押すと中の豆が顔を出す、というなんともシンプルなつくりですが、エダマメの顔をひたすら出し続けるという発想や、本物と見紛うほどの豆の質感にとてもびっくりしました。しかも顔の表情が15種類もある、さらにシークレットの顔もあるという芸の細かさ!

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miniBee

ブログ「石原明 経営のヒント」で拝見したのですが、ちょっとドラえもん的な驚きとロマンを感じました。空飛ぶ小さなヘリコプターです。動画をみるとロマンがわかります。ヘリコプターや飛行機などには特に興味はないのですが、これは欲しいです。

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というわけで、普通に暮らしている中に匠の技があふれているなあ、と思いました。

多様性

2008 年 11 月 25 日 火曜日

色んなベンチャーをお手伝いしていて思うのは、発展する意思のある集団は多様性を志向する、ということです。経営者が本能的に、Closedに経営していると先細るぞ、と感じるのかもしれません。

それに関連した話ですが。

孫正義は普通に名前や経歴などを聞いた後に一つだけ質問をした。それは、「三○○年続くグループを作るために必要なものは何か」という質問であった。(中略)しばらく考えた後に私は、「多様性です」と答えた。どうやら正解だったらしく、その場で孫正義は人事部長を読んで採用手続きをするようにいった。(三木雄信『ソフトバンク「常識外」の成功法則」)

ソフトバンクで社長室長を務められた三木さんの著書。このエピソードが好きで、ページを折って何度も読み返しています。

ブラジルに住んでいた影響かもしれませんが、組織であれ、地域であれ、国であれ、集団として発展して行くためには色んな人を受け入れる土壌がものすごく重要なのではないか、という感覚が非常に強くあります。たくさんの人が行き来すればするほどその場にたくさんの情報がもたらされて、結果として場がゆたかになっていくからです。

Openで色んなたくさんの人物事を受け入れられる、というのは個人としても組織としても大事な資質なのかなあ、と思います。
 

極端な人材こそが価値を持つ時代

2008 年 11 月 24 日 月曜日

極端な人材こそが価値を持つ時代

だそうです。

ちょうど先日、ある極端な人と「極端な人について」の話をしていたので、タイムリーなテーマなのかなと思いました。

「なんで極端な人が価値を持つのか」はこの記事に任せて、「そもそも極端な人とはどういう人か」を考えてみたいと思います。

1) 自由である

極端な人は世の中の常識や、他人の眼から自由です。言い換えるとその人なりの観方に基づいて本質的な思考・行動ができる人と言えるでしょう。変化の速い時代にこそ変化しないもの(本質的なもの)をとらえられる力が価値をもつのでしょう。

2) 徹底的である

極端な人は「こう」と思ったことは徹底的に行動にうつします。勝間和代さんの徹底効率ぶりを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。結果、その道において多くの洞察が蓄積されます。

周りには極端な人が多く、お会いするといつもとっても熱くて刺激的です。ただ、世の中はピリカラだけでは成り立たないので、ララマルはふわふわを担当しようと思います。(極端にふわふわ)

円覚寺で座禅

2008 年 11 月 23 日 日曜日

昨日はお天気がよかったので鎌倉の円覚寺で座禅をしてきました。居士林というところで毎週末に開催されている座禅会に参加です。

・土曜座禅会

参加者は30名くらい。意外とみんな若く、20代・30代が中心の年齢構成です。

まずは裸足になって和尚さんの話を聞き、座布団を持って畳の部屋であぐらをかいて座ります。片足・ないし両足を腿の上に乗せるのがポイント。これで姿勢が安定します。(できない人は正座でも可)

眼は前方1メートル下を見つめます。きょろきょろしないこと!

準備が整うと、和尚さんの合図と共に座禅開始です。
心を無にして座。「お昼ごはんおいしかったな」とか「あのときああしていれば。。」など雑念が次々にわいてきますが、呼吸に集中して思考を止めます。

和尚さんが近くにいらした時にお辞儀をすると、喝を入れていただけます。集中できないときはお願いをするとよいです。

時々「もぞもぞするんじゃない!」「呼吸するときに音を立てない!」と叱咤が飛びます。冷たい空気がいっそうピンとはりつめます。

20分経過後、合図と共に終了。足がかなりしびれるのでほぐした後、再び20分間の座禅に入ります。

2回目は半分眠ってしまったのか集中できたのか、かなり時間が短く感じられました。

終了後はお辞儀をして畳のお部屋を出ます。居士林を出るまではおしゃべりをしないこと。

◇感想

− とてもリラックスできました。からっぽにして座る時間を持ったことで、普段頭の中で雑然と色んなことを考えるのって疲れることなのだなあと実感しました。忙しくて頭の中がざわざわしている時ほど、10分〜20分座禅してみるといいかもしれません。

− 終わった後景色がきれいに見えました。透明感が増したような。からっぽな状態で見るので普段よりクリアに感じられるのかもしれません。

− 背筋がのびました。和尚さんの規律厳しい生活の様子が感じられ、そういう方と時間を共にすることでこちらも心身がピンとしました。普段はララマルなんて言っていますが、時々厳しい規律の中に身を置くのもいいなあと思いました。

というわけで、座禅おすすめです。毎週開催されているようなのでまた参加しようかなとも思っていますし、普段取り入れてもいいなあと思います。

barackobama.com

2008 年 11 月 22 日 土曜日

ちょっと今さら感がありますが、バラックオバマドットコムを触っていてすごいなあ、と思ったので書きます。選挙期間中に全米選挙史上最高の6億ドルを集め、310万人が献金をしたとのこと。(2年でこれだけのお金を使ったってことですよね。桁が大きすぎてよくわからないです。選挙ってお金かかりますね。)

オバマ氏のカリスマ性とかスピーチのうまさがクローズアップされがちですが、Webを駆使して支持者を獲得していく仕組みもかなり徹底されていてさすが。
情報公開の量だけでもかなりすごいですが、以下ソーシャルメディアなポイントに絞ってまとめます。

・ 支持者のつながりを強める仕組み

バラックオバマドットコムには情報公開のページのほかに、MyBarackObama.comというSNSのマイページみたいなページがあります。Facebookの創業メンバーが携わったそうですが、自分の属する地域の最新イベント情報などがわかるだけでなく、グループの作成ができたりFriendSearch機能もあって支持者同士の横のつながりを強める仕組みがつくられています。

Facebookとも連動していて「友達を招待する」ボタンも当然のように設置。

・ 行動を促す仕組み

選挙に対してアクションを起こせる仕掛けがすみずみに。
「ACTION」メニューからの献金窓口へのリンクや、mybarackobama.comからイベントをホストしたり参加したり。また、自分のアクション(イベントを主催した/電話した/献金したなど)がグラフで可視化されます。

iPhoneアプリもあります。要は「知り合いに電話しよう」アプリなのですが、コンタクトリストに対して「興味あり」「支持者」などのステイタスをはりつけられたり、全米でかけられてる電話の数を示したり。

登録者に対するメールも相当良いタイミングでひんぱんに送られてたようです。

・ じわじわと広がる仕組み

「じわじわ」なんて表現ではじれったいかもしれないですが。外部の16個のソーシャルメディアにオバマ氏のページをつくってます。メジャーどころだけでなく、宗教?SNSベビーブーマーSNSなどニッチなSNSにもリンクしているのがさすが。結果、Facebookには300万人以上のサポーター(マケインは60万人くらい)、Twitterには100万人以上のフォロワー(マケインは5000人くらい)ができたようです。

というわけで、さっと調べただけでも相当駆使していることがわかってすごいなあと思いました。
Webをどう使うか、ってとこで色々参考になります。

鈴木敏夫『仕事道楽 スタジオジブリの現場』

2008 年 11 月 20 日 木曜日

ポニョ』を観て衝撃を受けて以来ジブリブームです。今一番行きたい場所は、三鷹のジブリ美術館。今一番欲しいものは、ポニョのパペット

そんな中、鈴木敏夫の『仕事道楽』という本を手にとりました。
宮崎駿、高畑勲(『火垂るの墓』などの監督)ら日本のアニメ界を代表する映画監督たちの仕事現場の話が、著者を通してみずみずしく語られています。

色んな読み方ができる本だと思いますが、個人的には鈴木敏夫的立場の人=つくる人をサポートする立場の人(身近な例としてはベンチャーキャピタリスト、コンサルタント、インキュベーションの人、等々。自分も含めて。)にとって、とても参考になることがたくさん書いてあるなあと思いました。

ぼくの場合は出版社出身ということも関係しているけれど、編集者型のプロデューサーですね。編集者型のプロデューサーは何かといえば、一人の作家に作品を作ってもらうこと。これがいちばん大きな仕事ですね。それを行うには作家との相性もあるけれど、作家が何かを作ろうとしたときに最初の読者になること。この姿勢がもっとも重要なんです。では、最初の読者になるためにすることは何か。ポイントとなるのは、作家が何か言ってきたときに相槌をどう打つか。(16p)

あとで、高畑さんに聞いたことがあります。「プロデューサーでいちばん大事なことは何ですか?」高畑さんの答えは明快でした。「それは簡単です。監督の味方になることです」。(43p)

もっというと、まわりをホッとさせる人も必要なんです。ここに好例がある。『ポニョ』で主題歌を歌ってもらった博報堂DYメディアパートナーズの藤巻直哉さんです。(中略)ぼくは山田太一のドラマが好きなんですけど、それは必ずどうしようもない登場人物が出てくるからです。それは不思議な存在感のある人でもある。藤巻さんはまさにそういう人。(178p)

プロデューサーという仕事も、日本の場合、欧米のそれとは大きく意味合いが違う。欧米の場合、プロデューサー主導で作品が作られることが多い。映画監督は、プロデューサーに雇われる一雇用者に過ぎない。一方、日本では、プロデューサーは監督との雑談のなかで企画を立てて、監督を中心に映画を作る。
それを裏付けるべく、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」にぼくが出演したとき、ぼくに関して、宮崎駿がこんなコメントを寄せている。—-仕事をさせていないふりをして、仕事をさせる。あおっていないふりをして、あおっている。(210p)

鈴木敏夫のPodcast「ジブリ汗まみれ」も大変おすすめです!

何事もやってみるのがよいという話

2008 年 11 月 19 日 水曜日

昨日、Cさんとメッセをしていて、「ビジネスプランをうんうん考えるよりも実際起業したほうが早い」みたいな話になりました。

賛成賛成。

色んな起業家が「まずはやってみよ」と言っていますが、独立してからこの言葉の意味するところが理解できるようになりました。

要は、非連続的な変化を起こすときは、殆どのことは想定できないってことです。

・ 「何が売れるか」想定できない
独立してみるまで、今頂いてる仕事にニーズがあるなんて想定できませんでした。まあこれは極端なケースかもしれませんが、「雇われながら片手間にやっていてうまくいかなかった」ことが「集中するとうまくいく」というのはあるかと思います。単純に投下できるリソース量が違うので。

・ OSが違う
雇われる人とそうでない人とでは「OSが違うなあ」と感じます。どう違うのかうまくいえないのですが、退職直後にそのように思いました。時間の使い方を自分で決められるかどうかということと、収入の確実性が主たる原因かとは思います。

というわけで、新しいことを始めるときは、楽観的にぽんと実行してしまうのが大事だなあ、と思います。