IPOの経験

IPOって意味あるの、みたいな話は前から聞くし最近もよく聞くので、社員としてIPOを経験した話を書いてみます。

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− どんなIPOだったか

ガイアックスという会社で働いていたとき、Web2.0バブル華やかなりし頃の2005年にセントレックスという名古屋の市場に上場しました。直前期のPLがたしか売上げ15億/経常1.2億くらいだったのですが、バブルだったこともあり時価総額は最高で180億円くらいにまでなりました。PER100倍ってやつですね。当時はビジネス雑誌に「PER100倍なんて理論的にはおかしい」なんて書かれてたので、それほど珍しいことではありませんでした。

− よかったこと

よくも悪くもすごく主観的な会社だったのですが、上場することである程度客観的な視点を持てるようになったのがよかったんじゃないかなと思います。モラルをきちんとしよう、とか。

社長としては、株式会社とは公開していることが正しい状態である(=多くの人に情報を公開し、多くの人に支持される会社が良い会社である)との哲学のもとに上場したようなので、上場そのものについてはよかったと思っていらっしゃると思います。

個人的にはM&Aやその他ファイナンスの仕事ができてよかったです。

− よくなかったこと

利益を上げ続けなければいけないので、それはなかなかのプレッシャーでした。みんな、身を削って働いていたように思います。あと、利益をあげることがどうしても優先されてしまう分思考が保守的になります。一時的なものならよいですが、保守的な思想や保守的な人物が幅を利かせるようになるので、ベンチャーらしいチャレンジを良しとするカルチャーが失われるなあ、と思ったりもしていました。

まあ、組織の発展のたどり方として当然の流れなのかもしれないですが。

−追記

入社したのが公開の一年前だったこともあり、お金は儲かりませんでした。当時、ストックオプションは行使できない状態だったのと、公開価格で手に入れた株も何となく売れないまま持ち続けて今では額面割れしてしまったためです。

○●○つぶやき●○●
あのときDeNAに入社していれば、きっと今頃「IPOは絶対するべきだ」と言っていたに違いありません。

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